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子の向き癖が治らない。「頭の形外来」にいくべきか?(前編)

 

 

*この記事のポイント*

 ・「頭の形外来」とは何か? 費用は?

 ・子の頭の形が歪む原因:向き癖

 ・子の頭の形によるリスクをどの程度恐れるべきか?

 

 

 昨今は、子にヘルメットを被せると妻が言う。このことをどうするか私は迷っているところである。もっとも、私を迷わしているのは、下に示すようなヘルメットではない。

 

 

 

 十数年前、自転車転倒による乳幼児の事故が頻発したと記憶している。こうした背景もあり、自転車用ヘルメットは普及してきた。これはたいへんよいことであり、自転車用ヘルメットは着用すべきだと私も考えている。同様に、室内での転倒に備え、室内用ヘルメットを着けることも悪くない選択だと思っている。

 

 

 そうではなく、私を迷わせるヘルメットは、以下のABEMA TIMES編集部の記事にあるような、「医療用ヘルメット」である

 

 

 

 医療用ヘルメットは、主に形成外科や脳神経外科での診断結果に基づき、購入することができるヘルメットのことで、おおむね4ヵ月から1歳までの子の頭の形を矯正する(きれいな球状にするということ)ために用いられるヘルメットである。

 

 なお、調べればわかることだが、ほとんどの小児科ではこの「頭の形」に関する検診や検査は、頼んでも行ってくれない。形成外科や脳神経外科を併設する小児科や、「頭の形外来」という専門外来を設置しているクリニック等に通う必要がある。だから、近所のかかりつけ医でこの診断や治療を行おうとしても基本的に無理である。

 

 実際、こうした治療を必要とする子はいるだろう。出産時の産道での外圧のかかり方や、妊娠中の圧迫事故、子宮の変形などで、頭蓋骨がゆがんでしまい、将来的に血流の悪さからの頭痛や、かみ合わせの悪さが生じることが十分予想される子はいる。こうした子(変形性斜頭や変形性短頭という病名がつく子)がこの「医療用ヘルメット」を使用するのはたいへんよいことだし、可能ならより高性能なヘルメットが開発されてほしいと切に願うところである。

 

 ただ、私の子は帝王切開で生まれたので(このあたりは後日別の記事にする)、頭の形に、目につく大きな異常はないのである。読者の便宜のため図示すると、今は下のような頭の形である。

図 頭の形

 

 

 人面タマネギに見えないこともないが、残念ながらこれは私の子の頭の形を上から描写した図である。定期検診でこのことを相談した保健士さんは「気にならない範囲ではないか」と言っていたものの、確かに左側が少し出っ張っているように思える。

 

 私の子は、右方向ばかりを向く、いわゆる「向き癖」が存在するので、頭蓋骨の右側ばかり圧迫されてこうした状況になっているのだと思われる。子がいない方はイメージしにくいかもしれないので念のため補足するが、右の向き癖とは、右頬や右目を床にこすりつけるようにして動こうとしたり、寝たりしようとする習性のことである。

 

 ちなみに、子の右向き癖は珍しいことではないらしい。下の記事にもあるが、養育者は右利きのことが多いため、より重い部分である尻を右手で持とうとし、反対の左手で頭部を保持しようとする。そうすると、抱きかかえられている子は、自分の右側にいる父母の顔を見ようとするので、右向きが習慣づけられるという寸法である。

 

 

 

 前置きが長くなったが、この「よくある向き癖」によって生まれた、子の「病的とは言えない程度の頭の形のゆがみ」にどう対処するかで私は頭を悩ませているのである。多くの先輩パパママもきっと大小そういう悩みを抱えていたのだろう。

 

 妻の心配も私にはよくわかる。将来的に万が一、頭痛や歯並びの悪さにつながったり、ヘアアレンジを楽しめなくなったり、かぶることのできない帽子の種類があったりすると可哀そうだと思うからである。そうした万が一のリスクは確かに存在するのであり、同時にそうしたリスクを過剰に高く見積もるのが、現代資本主義社会=ルッキズムの特徴なのだろうと私も認識している。

 

 問題はこのリスクに対処するために、わざわざ県境を越えて「頭の形外来」にいくべきか、診断結果によっては、医療用ヘルメットを購入するのか(言い忘れていたが医療用ヘルメットはオーダーメードで、相場は1個20~40万円だ)、ということであり、そうしないのならばどのように妻を説得するのかということなのである。

 

 いったんここまでとし、続報は別記事にさせていただく。妙案のある読者は助言をどうかお願いしたい。